樹木葬とは
従来の墓石を墓標としたお墓とは異なり、生きた樹木を墓標とする葬法です。ご遺骨を骨壷のまま納骨するのではなく、ご遺骨を骨壷から出し土の中に埋めることにより自然に還る自然葬となります。
よくイメージさ れるのは、【1人に1本の樹木を植えるので、管理が難しい】といったこと。それは樹木葬の種類 にもよります。大源寺の樹木葬では、維持管理はお寺が行い、難しいことは一切ありません
大源寺の樹木葬 曠然苑(こうねんえん)とは
「曠然(こうねん)」とは臨済録にある語(言葉)で、「ひろびろとして、わだかまりのないこと、悠々自適であること」という意味で、故人が心静かに眠るにふさわしい場所という意味を込めています。
シンボルツリーとしてしだれ桜が墓苑の中心にあり、人工物をなるべく置かないようにし、タマリュウと天然の石を使ったお寺と自然の一体感を大切にした樹木葬地になっています。
この樹木葬のお墓は、従来のお墓のように、先祖代々引き継ぐものではなく、個人個人のお墓としてご利用頂けます。そのため生前でご契約頂く方が多いのが特徴です。
自然に還る
樹木葬への納骨は、骨壷からさらし木綿に移し替え土の中へと埋葬します。時間を掛け土に還る埋葬方法となります。1区画に2霊まで埋葬することができ、2霊の場合上下に埋葬する形になります。
永代供養
継承者がいなくても、お寺が代わって永代に渡り供養する永代供養となります。期間は33年になります。
お墓が遠くにありお墓参りに行くことができない、お墓を引き継ぐ人がいなく、将来的に無縁になってしまうなど、お墓の無縁化や管理についてお悩みでも永代供養であれば安心です。
個別に納骨
個別の区画に埋葬されますので、他の方のご遺骨と一緒になることはございません。なるべく自然に近い形になっているため、明確な境界線を見ることはできませんが、墓苑の端に数字やアルファベットの石板があり、それを辿ると埋葬されている場所がわかるようになっています。
お寺が管理
歴史あるお寺の「大源寺」の中にある樹木葬のお墓です。民間霊園や公営のお墓ではなく、お寺が管理しているお墓のため安心してご利用頂けます。
33年以降も供養
永代供養の期間は33年となりますが、33年以降は土に還っていますので、その土の一部を境内にある合祀墓に映し引き続き供養致します。
駐車場有
大源寺には駐車場がございます。山門の前と裏庭側に10台以上のスペースをご用意しています。
樹木葬に掛かる費用
永代供養含む区画利用料金 1人利用で30万円
永代供養含む区画利用料金 2人利用で50万円
永代供養含む区画利用料金 4人利用で80万円
樹木葬に掛かる費用は、上記の区画利用料と納骨料が必要となります。それ以外に、樹木葬の会員相互の会である曠然会の年会費が掛かります。
別途、納骨式などの法要事の際のお布施、また希望者のみ石碑に彫刻できる彫刻代がかかります。
従来の石のお墓(ここでは一般のお墓)と比べながら、ご説明いたします。
埋葬するための区画を利用する料金となります。永代供養の料金も含まれています。一般のお墓でいえば、「永代使用料」と近いですが、「永代使用料」の場合、永代供養ではありません。(永代に渡って使用する権利のことです。)
納骨料
専門業者による作業費用となります。
年会費
樹木葬の会員(曠然会)に掛かる費用です。檀家ではなく、樹木葬の合同法要祭、会報や行事情報の提供などに掛かる運営費に充てられます。また会員の方は施設利用ができます。
石碑彫刻
墓苑の傍にある石碑に彫刻することができます。希望する方のみに掛かる費用となり、石碑にはお名前と区画番号が刻印されます。
お布施
納骨する際には臨済宗の教義に則り納骨法要を行えます。本堂での回向と墓前読経を依頼することができます。依頼しない場合は、納骨だけとなりますのでお布施はありません。
管理費
大源寺の樹木葬には管理費はございません。
一般の石のお墓に掛かる費用で、永代に渡って墓所を使用する権利を取得する費用となります。よく間違われるのは永代供養の費用ですが、あくまで墓所を使用する権利に掛かる費用になります。地域により変動します。
墓石代
墓石代には、墓石本体の石の価格、設置する工事費、彫刻代が掛かります。地域や石材店により変動します。
管理費
寺院墓地、民間霊園、公営墓地により変動しますが、年間でも5千円~3万円ほど掛かります。
契約までの流れ
実際に大源寺にお越し頂き、境内にある樹木葬地をご見学頂きます。その際、住職またはお寺関係者がおりますのでご説明させて頂きます。ご質問等も受け付けておりますので、お気軽にお越しください。
大源寺の樹木葬をご検討頂き、納骨する区画が決定すれば、墓所使用契約をお寺と取り交わしてご契約となります。
ご契約に必要なものは、「契約書類一式」「墓所使用料」「初年度会費」「印鑑証明」が必要となります。納骨料や納骨式に掛かる費用などは前納することも可能です。
契約完了後、納骨の日取りをお寺と相談の上、決定します。
ご契約者様の声
岐阜市在住 T様(夫婦でご契約)
自然が好きで石の下には眠りたくない
夫婦ともに岐阜県出身。子供は息子と娘がいるが、息子は東京に住んでおり、娘も嫁いで愛知県に。代々のお墓はあるが、息子は先々どこに定住するかわからないし、娘も嫁いだ先の生活もあるので、二人の負担にならないよう自分たちの代で墓じまいしようとなりました。自然が好きで石の下に入りたくないと思っていました。一昔前と違いこういった樹木葬のような新しいお墓の選択ができて良かったと思います。お寺の雰囲気、本堂やお庭など境内が好きになり、ご住職の人柄もこの墓苑を選んだ決め手となりました。
大垣市在住 H様(夫納骨済、夫婦でご契約)
檀家にならない新しいお墓のカタチ
元々別の宗派の檀家ではありましたが、夫も私もそこのお墓には入りたくないと思っていました。ご住職が代替わりしてから、墓参の際に挨拶してもそっけなく、毎年の志納も厳しくなってきたので、別の形を探していたところ樹木葬のチラシを見て「これだ!」と思いすぐに見学に行きました。大源寺さんでは宗派が違っても快く引き受けて頂き、檀家ではなく会員というカタチでご縁を結ばさせていただきました。特に志納を求められることもなく、負担が少ないことも選んだ理由の一つです。お寺が責任をもって墓苑の管理をしてくれるので助かります。
大源寺のお葬式のご案内
大源寺ではお葬式も承っております。
各プランの内容や料金について、詳しくはこちらをご確認ください。
臨済宗妙心寺派 大源寺
共に生き、共に支え合うお寺
住職になって以来、お葬式や追善法要の場でお経を読むという役割しか担ってきませんでした。あらためて歴史をひも解いていくと、本来のお寺の役割は「いまを生きる人の集い場」であるのです。当寺では、明治時代は寺子屋があり、昭和時代は遊技場として子女育成の場でありました。そういう歴史を振り返り、今後は「ご縁作りの場」という役割を担い「いまを生きる我々の未来への架け橋」となるために活動していきます。
住職 桑海 一寛
沿革
大源寺の創建は定かではありません。元は現在地の北東2キロほどのところにありましたが、水害により消滅しておりました。寛文元年(1661年)に、大垣藩主戸田肥後守氏西の庇護のもと、慈溪寺二世の密雲和尚の隠居所として再興されました。その後も消滅の危機が幾度もありましたが、多くの皆様の篤い信心とご尽力によって現在まで続いております。
大源寺 住職桑海 一寛
大源寺には山門の前にある松の木を中心に、四季折々の樹木に囲まれています。樹木には仏様の慈悲や智慧が宿っています。庭の木を整えて、仏様の心を感じる樹木葬地「曠然苑(こうねんえん)」を設けさせていただきました。ご縁のあった故人が安らかにお過ごしいただき、今を生きる我々にゆったりとのびやかな仏様の心をお伝えくださる空間となることを願っております。
交通・アクセス
お車でお越しの方
大垣西ICより岐大バイパス(国道21号線)を通り県道212号線を北に1.7km。北方町交差点をさらに北上し、左手にミニストップが見えたら次の交差点を右折し600m程で大源寺。大源寺の南側に駐車場がございます。
電車とバスでお越しの方
最寄りのJR大垣駅から名阪近鉄バス「大垣大野線・大野バスセンター行」【瀬古停留所】下車、徒歩5分
最寄り大垣駅まで(路線図)
岐阜駅→大垣駅 13分
名古屋駅→大垣駅 32分
米原駅→大垣駅 34分
美濃太田駅→大垣駅 50分
岐阜だけでなく愛知県(名古屋)や滋賀(米原)からのアクセスの良い大垣駅です。
駐車場案内(墓苑横)
大源寺の北側に10台のスペースをご用意しております。墓参状況により満車となる場合がございます。また下記にも駐車スペースがございます。
駐車場案内(山門前)
大源寺の南側、正面向いに3台駐車スペースをご用意しております。(※白い車が止まっているスペース)
満車となる場合がございます。ご了承くださいませ。